2008年4月26日土曜日

アマドコロと鑑定

 庭にいつしか自然に生えて生きた可愛い花がある。
 ナルコユリに似ているがどうも違う感じがする。と言うのも、ナルコユリは退職前の勤務地では「エベ」と呼ばれ、なかなか美味しい山菜なのだ。葉がまだ展開する前の芽を採取して食べるので、花が咲いた姿を見てはいなかったが、我が家に生えてくるものの芽の姿が、ナルコユリに比べてずんぐりとしていて、ちょっと違う感じなのだ。
 そこで、調べてみると、どうもアマドコロらしい。
(1)茎の稜(りょう)がある(3枚目の写真)
(2)花被裂片の先端に毛の束がある(4枚目の写真)
(3)節くれ立った根茎(5枚目の写真)
 のが決め手でしょうか。

 ところで、ナルコユリやアマドコロに似たものにホウチャクソウと言う毒草があるらしい。先日もセリと毒ゼリを間違えた事故があったが、野草を採取するときには十分注意したい。
 初めての野草を食べるときは、信頼できる人に教わるのが最も良いと思うが、私の場合の自衛策を紹介しておこう。
 それは、初めての草の場合は、少量から食べることだ。毒が有るからといって、苦いとか、変な味がするとは限らない。旨いと思って多量に食べてしまうととんでもないことになる可能性がある。そこで、必ず少量食べて様子を見ることにしている。2回目には少し量を増やし、これで大丈夫なら、安心して食べられると言うわけだ。

















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