2010年1月12日火曜日

乳用牛群検定成績の活用ツール

乳用牛群検定事業と言うのがあります。以下は家畜改良事業団からの引用です。

牛群検定事業とは、検定参加農家が飼養している経産牛全頭について、日々発生している極めて多岐に亘るデータの中から乳量、乳成分、体細胞数、飼料給与状況、飼料単価、乳価、繁殖記録等といったデータを毎月1 回、検定員の立会の下に牛個体毎に記録し、これらを集計・分析して「検定成績表」として農家にフィードバックしています。受け取った酪農家は、飼養管理、繁殖管理、乳質管理、牛群改良といった生産全般に亘るチェックを行い、経営改善に役立てております。また、優れた雌牛の選抜確保及び種雄牛の後代検定を推進するもので、乳用牛改良の基盤事業となっています。

 この検定事業で蓄積されたデータをより深く活用し経営改善に取り組みたいもののです。
私は以前から、これらのデータを活用して、エクセルで様々な分析を行い、酪農家に分析結果をお伝えし、経営改善のための提案を行ってきましたが、検定成績をエクセルに取り込む作業は半ば手作業で行っていましたので、効率が悪く、これを何とか改善できないものかと検討を行い、この度、容易にデータを加工できるツールを作成しましたので、WEB上で無料で公開しました。
 WEBとエクセルの組合せのツールですので、今後改訂を行っても、常に最新の状態でお使い頂けることができます。
 酪農家ご自身はもとより、普及指導員、JAの指導員の方々にお使い頂ければ幸いです。今後、さらに分析内容を充実させて行きたいと思っておりますので、お使い頂いたご感想をお寄せ頂ければ幸いです。