小松菜、ラディッシュ、大根葉の葉っぱをおいしそうに食べている。葉の裏を見てみると、こんなやつがしがみついていた。
農薬をできるだけ使わないと書いたが、正確には使えないと言うのが本音だろう。農薬は使わないに越したことはない。しかし、それで虫や病気のために農作物が収穫できなかったら作物を作る目的が達成できないのだから大問題だ。防虫ネットを張ったり、牛乳や唐辛子焼酎を掛けたりしてある程度は対策ができるかもしれないが、大きな面積で作っている農場ではそんな手は掛けられないだろう。コストが掛かってしかたがない。
ところで、とれさ農園では、小面積、多品目、時間差栽培目指しているので、1区画の面積が2から3㎡と極端に狭い。このような区画で野菜を作っていると、農薬はほとんど使えないのである。
農薬にはその形状により粉剤、粒剤、液剤があるが、粉剤や液剤は風に飛びやすく、目的の作物だけに掛けることは難しい。プランターにジョウロで水を掛けるとプランターの外にも水が掛かってしまう。これが「ドリフト」だ。ここに、別の作物が栽培されていると、その作物に農薬が掛かってします。これが実に問題で、ドリフトのことを考えると、とれさ農園ではドリフトの心配のない一部の農薬を除いて、原則的に農薬は使えないのだ。
申し訳ないが、お客様には虫さんが毒見をした後の安全な野菜をお買い求め頂くことになる。
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